起業家ブログ

起業家の紹介していきます!!

山田進太郎 起業家 株式会社メルカリ

f:id:kigyoukaburogu:20190815052456j:plain

現在、フリマアプリで他の追随を許さないほど大躍進をしているのが「メルカリ」です。そのメルカリを創業したのが山田進太郎さんです。

1977年9月21日、42歳となる山田さんは愛知県瀬戸市の出身です。父親は弁護士、母親は税理士という家庭に生まれ、幼いころはリーダーの横にいるナンバー2タイプだった山田さん。名門校として有名な東海中学校・高等学校に進学しますが、エリートたちが集まる中、苦戦を余儀なくされます。

自分は凡人である、そう思わされた山田さんは、エリートたちと同じ土俵には立たず、別路線に活路を見出そうと決意。早稲田大学教育学部に進学すると、またも凡人であることを突き付けられますが、当時哲学にハマっており、ニーチェの思想に触れ、自分をしっかりと認めてあげることの大切さに気付かされます。

そんな山田さんに転機が訪れたのは、インターネットの普及でした。インターネットの魅力にハマり、早稲田大学のウェブメディアサークルの代表を務めることになり、早稲田のエリート学生を何人も連れてきては、サークルの仕組みをより確かなものへとしていきます。その後、同世代が次々とIT系企業を立ち上げる中、山田さんはそれを遠巻きに見ながら、起業家として成功する気が薄く、一時、楽天に内定をもらいますが直前になって辞退し、起業を決意します。

ただ、起業したといってもマイペースに個人経営を続ける形が続き、ようやく成功を収めるようになるのは2010年のこと。会社丸ごとアメリカのゲーム会社に売却したことで、山田さんは数億円を手にします。そのお金で世界一周旅行をした際、子供たちが必死に物を売ったり、物乞いをしたりする姿を見て、フリマアプリなら貧しい国のシステムにも合うとひらめき、メルカリの前身となる会社を設立し、メルカリを配信します。

2013年に配信されると、2015年には2000万ダウンロードを達成、2017年には累計ダウンロード数が1億件を突破し、メルカリの名前は誰もが知る存在へとなっていきました。2018年、メルカリは東京証券取引所マザーズに上場され、時価総額は実に7000億円を超えるなど、山田さんは他の起業家には負けないぐらいの名誉とお金を手にすることになります。

現在、メルカリは様々な問題を抱える一方、キャッシュレス時代に備えてメルペイを開発するなど、その動きはとどまるところを知りません。また、鹿島アントラーズの株式を過半数以上保有してオーナーになるなど、これまでとは違う形でさらなる成長を見せようとしており、山田さんの挑戦は続きます。