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笠原健治 起業家 株式会社mixi

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もはや使っていない人を探すのが難しいとされるSNS。日本でまだ馴染みが薄かった時代にmixiを立ち上げたのが笠原健治さんです。

1975年12月6日生まれ、44歳を迎える笠原健治さんは、大阪府箕面市の出身です。父親は国立大学の名誉教授、母親は公立大学の講師を務める家庭に生まれ、幼いころは宇宙飛行士を夢見ていました。

大阪の進学校を卒業すると、東京大学に進学。この東京大学在学中に会社を設立し、その後、複数のサイト運営を行いますが、その中の相手には、当時オン・ザ・エッヂを率いていた堀江貴文さんも含まれています。

オークション運営でヤフーオークションに歯が立たなかった笠原さん、今度はSNS運営に足を踏み入れ、mixiを立ち上げます。当時アメリカでヒットしていたSNSを、インターンとして来ていた外国人から提案され、開設することに。

オークションサイト運営での失敗を活かし、独自なサービスを付加していきます。当時完全招待制を採用し、お互いの素性がわかる形でやり取りが行えるようになったことが、当時非常に画期的でした。

mixiは全盛期で2000万人近くが利用し、パソコンとモバイルを合わせ、160億ページビューを1か月で稼ぐなど、爆発的なブームを巻き起こし、若い人を中心に使いこなす人が出始めます。

mixiサービスが軌道に乗り始めた2006年に東京証券取引所マザーズに上場すると、2008年にはフォーブス誌がまとめた日本の富豪の40人の中で37位となり、わずか32歳にて約850億円の資産を持っていることが明らかになりました。2013年には会長に退き、全盛期を過ぎ、Twitterなどのサービスに流れていったmixiの立て直しを図ります。

結果的にmixiは全盛期の勢いを取り戻せていない一方、2013年にスマホゲームアプリ、モンスターストライクの提供を開始すると、わずか半年で500万人を突破するほか、2018年には全世界で4500万人が利用するなど、奇跡のV字回復を果たしました。

様々なサービスを世に送り出してきた笠原さんですが、その根底には、恐れずにまずはやってみるという精神があります。アイデアがあるならそれを形にする、それがさらなる発想につながる、それがモンスターストライクなどにつながっていったことは間違いありません。

社長を退いてしばらく経過してから、今が一番楽しいとインタビューで語った笠原さん。新たなサービスをどんどん作り出し、会長ではなくクリエイターとしての日々を過ごしています。今度はどんなコンテンツを生み出すのか、注目です。