起業家ブログ

起業家の紹介していきます!!

ビーサイズ株式会社 起業家 八木啓太

f:id:kigyoukaburogu:20191217035859p:plain

 

単なるパイプかと思いきやLEDライトで、しかも目にやさしくまるで自然の光のようなだとして、かなりの人気を集めたSTROKE。この商品を開発し、一人家電メーカーとテレビ番組で紹介され、人気となったのがビーサイズ株式会社の八木啓太さんです。1983年生まれ、36歳の八木啓太さんは山口県宇部市の出身です。大学教授の父を持つ八木さん、7人兄弟の次男として過ごし、機械いじりを趣味としていた父親の影響を受けます。父親が買ったアップルコンピュータでプログラミングを覚え、自らのソフトがパソコン雑誌などに掲載されるほどに。高校1年の頃、当時で始めたiMacを父親が購入し、その姿に衝撃を覚えます。今では当たり前となったコンセプト家電の先駆けで、自らもこうしたものを作りたいと思うようになります。


家電を作るためにはいくつもの分野がかかわっていることを知り、まずは電子工学を学ぼうと大阪大学工学部に入学、大学で電子工学を学び、自宅ではデザインを独学、大学院時代は回路設計を学んだ八木さんでしたが、機械設計を学ぶ必要があると、就職活動では機械設計の仕事を探し、富士フイルムに入社。当初は未経験の世界だったため苦戦しますが、仕事量が多かったことも後押しし何とかものづくりに必要なスキルを積み重ねます。そんな時、目が疲れず、とてもやさしい光を放つLEDモジュールに出会います。これを製品にしたら自分なら買うと試作品を作り上げます。ここで八木さんは独立を決断し、富士フイルムを退社して勝負に出ることに。


ところが、創業直後に東日本大震災が発生し、窮地に立たされます。そこで八木さんはSNSに活路を見出し協力してくれる会社を見つけ出して、製品完成にこぎ着けます。それがSTROKEです。1本のパイプが曲がっているだけというシンプルなデザインながら、その光はやさしく、そして電気代が安いという設計、それでも当初は苦戦しましたが、1人で作っていることを前面に押し出したことで人気に火が付き、初年度から軌道に乗せることに成功しました。


八木さんの年収ですが、今のところは明らかにされていません。株式上場もしておらず、資産なども分かりませんが、コンセプトが明確な製品をこれまでにいくつも手掛けており、スタイリッシュさなどが人気を集めるなど、上場されることになればそれなりの資産、年収にジャンプアップすることが考えられます。