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タリーズコーヒージャパン 起業家 松田公太

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駅前を中心に店舗を構え、待ち合わせをする人や仕事中に休憩で立ち寄るサラリーマン、勉強をする学生などが多く利用するタリーズ。日本法人であるタリーズコーヒージャパン株式会社を設立したのが松田公太さんです。1968年12月3日生まれ、51歳を迎える松田公太さんは宮城県塩竈市の出身です。父親は水産会社に勤め、転勤でセネガルアメリカにわたるなど、幼少期から学生時代までを海外で過ごします。日本に戻ってきた松田さんは筑波大学を卒業すると三和銀行、現在の三菱UFJ銀行に入り、主に東日本エリアの視点に配属されます。


1995年、アメリカに住む友人の結婚式でアメリカに渡った際、スペシャティーコーヒーというものに出会います。当時コーヒーといえば喫茶店で飲むものでしたが、アメリカでは長蛇の列ができており、高めの値段設定ながら実際に飲んでみたらおいしかったため、これなら日本でも勝負になると、タリーズコーヒーの本社まで赴いてアピールを行います。三和銀行を辞め、タリーズの経営者と交渉を行った結果、1997年1年間の独占契約権を得たことで銀座での開店にこぎ着けます。その前に手付金を支払って別の場所を押さえていたにもかかわらず、それを捨てでも銀座のいい場所を確保する勝負手を放ちます。


借金を7000万円抱えた松田さんは毎日のように店に立ち続け、外資系企業が多いという理由で神谷町に出店して大成功をおさめ、2001年には株式上場、2005年にはタリーズの商標権を完全取得するまでになります。その後は、おーいお茶でおなじみの伊藤園に株式を売却し、パンケーキのお店を日本に出してパンケーキブームを作り上げるなど時代の先端を歩み続けます。その後、政治家として参議院議員になるも政治の世界では自分の手法が通じないことに適性のなさを感じ、政界を引退。再び経営者として活動を再開しています。


松田さんの年収ですが、参議院議員時代には6000万円程度の年収を得ていました。国会議員は基本的に収入などをすべて公開する義務があり、松田さんの年収は国会議員の平均をかなり上回るものでした。また資産も明らかにされており、5億円程度の資産があることが明らかになっています。不動産所得などが年収などに含まれている他、テレビに出演した際のギャラや本の出版などでも稼いでおり、現在でもこれだけの年収、資産の増加が考えられます。国会議員としては結果を出せなかったものの、経営者として再び実績を残せるかどうかに注目です。