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水谷将典株式会社Green社長 あえてお中元やお歳暮を贈ってみよう

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飲食店を経営する株式会社Greenの代表取締役社長水谷将典さんは、お中元やお歳暮などをなるべく贈るようにしているそうです。最近ではお中元やお歳暮の文化はそんなに活発には行われず、その手の贈答品を断る方もいます。その一方でお中元やお歳暮へのこだわりを見せ、あそこは実用的なおのを贈ってくれるのに、あの店はまたタオルだとケチをつける方も。贈り物を行い続けるのは色々気を遣いますが、それでもやめるべきではないと水谷将典さんは考えます。

贈られて迷惑なものはめったにない

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お中元やお歳暮を贈り、相手から受け取ることも当然ある水谷将典さんですが、今まででお中元やお歳暮を贈られて不快に感じたり、怒りを覚えたりしたことは当然ながらないと言います。そもそも贈っていただいたことへの感謝が先に来るため、不快に感じる意味がわからないだけでなく、基本的に百貨店などのお中元お歳暮コーナーでめぼしいものを探す人が多い中で相手に不快感を与えるものがあるとは思えません。

タオルを嫌がる人も中にはいますが、水谷将典さんはタオルの方がむしろうれしいと言います。普段の生活でタオルを購入するというのはあまりなく、誰かからのいただきものを頼りにしている部分もあるからです。不特定多数の人から一気にタオルを贈られたら話は別ですが、そんなことが起きるはずもありません。ゼリーや飲み物などがやってきても誰かに配ればいいだけのことなので、贈られて迷惑という代物なんて本来は存在しないし、まずは気持ちが大事なのではないかと水谷将典さんは考えます。

まかないで処理したことも

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お中元やお歳暮をもらう際に飲食店を経営していてよかったと思うこともあるようです。たまたまハムを複数の人に送ってもらった時の事。それなりにハムが手元にある状態になったため、これをなんとかしなければならないと頭を悩ませた水谷将典さん。それならばまかないで使ってもらおうとキッチンに持ち込み、ハムのステーキやチャーハンなど色々なものに活用していきました。

お中元やお歳暮のハムはそれなりに品質のいいもので、ハムのステーキが意外とおいしく、ちょっとしたぜいたく品なのではないかと思うほどだったと言います。1度ビールが何件か重なった際にはお酒が大好きな従業員で山分けしてもらうなど、余ったものはできるだけ従業員に還元するようにしているそうです。水谷将典さんだけでは処理できないというのも理由にはあったのですが、どんな経緯はあれど、おすそ分けをするというのはメリットしかない行為です。

とにかく考え過ぎず、思ったものを選ぶべし

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従業員の中に、人生で初めてお歳暮やお中元を贈る人も結構います。それは従業員と話をする際に、たとえ両親でもお世話になっているのだからお歳暮やお中元を1回は贈って、もういらないと言われたらやめればいい、まずは贈ることが大事だと伝えています。もちろん強制ではないですし、それは非合理的だ!と言われればその意見も尊重します。ですが、人に贈り物をすると相手からも贈り物が返ってくるため、そこで人脈、出会いにつながります。

タオルにしようかお菓子にしようかと色々考えている従業員に対して水谷将典さんが伝えるのは、まず相手のご家庭が何人いるかをチェックすることだそうです。もし1人だった場合に、大量のお菓子を贈ってもすべて食べきれない可能性があります。お酒であれば酒好きならかなり喜ばれるでしょうが、お菓子やジュースは1人ではさばききれないケースがほとんどです。

両親相手であれば趣味嗜好もわかっているので、それに合わせて贈ることもできます。ご家族相手であればタオルや洗剤の方が喜ばれやすいです。その程度の知識だけを入れ、変に悩んで奇をてらわないようにするのがいいでしょう。水谷将典さんは奇をてらって芳しくない反応が返ってきたことがあったそうです。

カタログギフトは無難だけども

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最近はカタログギフトを贈り、好きなものを選んでもらうケースが増えています。それは妙案であり、それ自体を否定する気は一切ないものの、相手の事を考えて気を遣う作業を減らすことへの心配を水谷将典さんは考えてしまいます。相手の事を考え、相手を思いながら贈るべきものを見つけていく、この作業は年間で限られる回数しかできないでしょう。カタログギフトを贈るのが逃げだとは言いませんし、その方が合理的でしょう。ただし、なぜお中元やお歳暮を贈るのか、その原点に立ち返った際、カタログギフトが本当に妥当なのかを考えてみるべきだと水谷将典さんは主張します。