起業家ブログ

起業家の紹介していきます!!

船越洋平が断言する人間はダメな部分があってナンボという考えは大事。

f:id:kigyoukaburogu:20211121182838j:plain

最近はクズ芸人と呼ばれる人が増えており、借金は当たり前、遅刻は平気でする、弱音は平気で漏らすなどクズっぷりを見せつけています。これに激怒する人が多く本気で毛嫌いする人もいるそうで、船越洋平さんの周りでもクズ芸人はいなくなってほしいと怒りの気持ちを持つ人物もいるんだとか。しかし、船越洋平さんの考え方は全く異なります。そもそも芸人はクズな人が多く、クズ芸人とレッテルを貼ること自体おかしな話しではないかと考えます。

そして、人間自体、クズな部分は必ずあるはずだと考えます。船越洋平さんの中にあるクズな部分、他の人の心にあるクズな部分はあって、いかにそれを隠して聖人、人格者のような振る舞いができるかどうかだと語ります。人間にはどのようなクズな部分があり、どのように隠しているのか、船越洋平さんは色々な実例を挙げて、クズについての解説を行っています。

 

クズ芸人は回り回って素直

f:id:kigyoukaburogu:20211121182921j:plain

クズ芸人と呼ばれる人たちは、自分がいかにクズであるかを語るというよりも周辺の人たちがクズっぷりをプレゼンしたり、様々な言動を通じてクズっぷりを露呈させたりすることで、クズ芸人であることを周囲にアピールします。もちろん根底にはお笑い芸人としての面白さやスキルがあります。船越洋平さんの知り合いに芸人がいませんが、Webマーケティングの会社で働いていた時に一緒だった後輩に話を聞くと、テレビに出ているクズ芸人たちは素直な人が多いのではないかと言います。

芸人は安い値段で舞台に立たなければならず、舞台に出るお金だけで生活できる人はだいぶ限られ、バイトでの生活を余儀なくされます。しかし、そのバイトでの生活もそう簡単に行くものではなく、舞台を優先しなければならないため、稼ぎたくても稼げない状況になるのだとか。すると借金を自然とするようになり、それが積もり積もっていき、何百万円も借金をしてしまう人が出てきてしまうのだとか。しかも、1人や2人ではなく結構多くの芸人が借金を抱えるようになるのだそうです。

普通の感覚で言えば、そんなことは考えられず、船越洋平さんの考えでもあまり付き合いたくはない人物ということになりますが、逆にそのような人たちはクズであることを隠そうとはしないため、逆に清々しく、回り回って素直なのではないかと考えるようになります。生々しく素直とはかけ離れたクズな人物を船越洋平さんは多く知っているからで、もはやクズではないのではないかとすら思うほどです。

 

羊の皮を被ったクズ

f:id:kigyoukaburogu:20211121182958j:plain

船越洋平さんがプライベートで知り合った人の中には、後々騙されてびっくりしたと語るクズな一面を持った人物がいたそうです。高校時代の教師がそれで、生徒指導で男女関係なく厳しく指導し、スカートの長さなどを厳しくチェックするような人物だったとのこと。今では考えられませんが、当時はまだ指導の一環と受け取られることも多く、公立中学や高校では物差しをスカートに当てて長さを測るケースもありました。実際に優しい部分もあったと語る生徒もおり、厳しい一方で人気を集める存在でもあったと船越洋平さんは言います。

しかし、そのさなか、その教師が生徒指導でスカートの長さなどをチェックしていた際、あまりにも短いと感じたのか、怒りのあまり、スカートを持ちあげてしまい、短いことを分からせようとしてしまったのです。いくらなんでもそれは問題となりましたが、この教師は一切謝ることもなく、むしろ単なる事故であり、言いがかりの部類ではないかと言い出したそうです。後で聞くと、まるで不慮の事故のようにスカートを持ち上げる行為はちょくちょくやっていたそうで、ただのクズだったというわけです。結局その教師は辞めることになりましたが、クズというのはどこにでもいるものだと船越洋平さんは振り返ります。

羊の皮を被ったクズは身の回りにいるもので、今も周辺にいるかもしれません。全幅の信頼を置いていた人物がとんでもないクズだったケースもありました。それは船越洋平さんに限った話ではなく、誰しもがそのような経験をするもので、船越洋平さん自身は全く驚かなかったそうです。人間はどこかにクズの一面がある、そう思うと気分がとても楽になるし、他人に期待をしなくなるというのが船越洋平さんの考えです。

 

自分のクズは棚に上げてはいけない

f:id:kigyoukaburogu:20211121183026j:plain

船越洋平さんは片付けがあまり得意ではないというか、ついつい放置をしてしまい、掃除などもあまりしないと語ります。このため、家族は船越洋平さんに対して生活がだらしないと怒りますが、そんな家族もまた人間関係でトラブルを起こしやすかったり、お金をついつい無駄遣いしてしまったりと何かしらの問題を抱えます。これに対して生活がだらしないと言い返せば大喧嘩は必至。つまり、誰にでもクズな部分があって、それを他人に指摘することは、誰かに指摘されても受け入れざるを得ないことを意味します。そして、本物のクズは自分の事を棚に上げるのです。

人間は何かしら至らない部分があり、それが男性関係や女性関係、貞操観念の問題になる人もいるでしょうし、芸人のようにお金関係の問題になる人もいます。船越洋平さんのように片付けが得意ではないところに出てしまう人もいれば、時間にルーズなどの問題を抱える人も出てきます。誰かしら至らない部分は持ち合わせるわけですから、それをカバーし合うことが大事であり、自分のダメなところは棚に上げ、他人のダメなところを批判するようでは、自分がクズであることを単に証明しているに過ぎません。

もっと言えば、相手のダメなところを認め、自分のダメなところを少しでも直そうとする姿勢を見せることはとても大事なことだと船越洋平さんは語ります。船越洋平さんは片付けのルールを決め、1日30分は必ず掃除の時間に充てると決めて取り組んでいます。過去にだらしない姿を見せていた人の中には、あまりにも醜い姿を見せてしまい、これではいけないと一念発起し、ダイエットに成功したり、遊びをやめて仕事に専念したりする人もいます。誰かしらクズの部分はあるものの、そこで学んで成長を遂げる人もいるわけです。

 

クズに隠れる周辺の人物が実は一番クズの可能性

f:id:kigyoukaburogu:20211121183049j:plain

クズ芸人に話を戻すと、実はその周りにいる人たちも実際はクズなのではないかと船越洋平さんは考えます。分かりやすいクズ芸人に話題が集中し、相対評価で相方の評価が上がります。しかし、よくよく話を聞いてみるとその相方もまたなかなかのエピソードを持ち合わせており、むしろ世間のイメージをひっくり返すようなレベルかもしれません。身の回りにおいても、素行が悪い人を説教する存在が実は裏ではとんでもなかったという経験もあります。もしそのような人物がいたら疑ってみてもいいかもしれません。

人間は基本的にクズな部分がある、そう思うと人間という生き物を可愛らしく感じるようになります。醜い部分があってこその人間、そんな風に考えられれば過度な期待はしなくなると船越洋平さんは指摘します。もちろんそれを抗いたくなるのが人間なのですが。