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株式会社デイサービスセンターうららか 住所和彦

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高齢社会を迎え、介護の在り方が問われ続ける時代は今後も続くでしょう。その中で、高齢者に対する接遇などのマニュアルを確立し、安心してデイサービスを利用してもらう企業が存在します。それが株式会社デイサービスセンターうららかです。その会社で代表取締役社長を務めるのが住所和彦さんです。自らも介護の仕事をしていたという住所和彦さん。起業を行うきっかけは給料面の問題でした。介護関係は一生懸命働いてもなかなか給料に結びつかない、これではいくら働いても難しいと考えた他、社会的地位が低いこともあり、それを高めたいと考え、会社を立ち上げました。


人材の育成や資金繰りに頭を悩ませ、銀行に融資を求めるなど苦しい状況が続きました。そんな時、住所さんは接遇を重視した介護を行い、それが人気を集めて業績が急上昇します。株式会社デイサービスセンターうららかでは接遇11か条を採用しており、若い人でも高齢者の人と接することができるような形にしました。どのように対応していいか分からない人やそうした状況に不安を抱える高齢者、それぞれにとって接遇11か条はプラスの作用を与えました。


住所さんが気を付けているのは言葉遣いなんだとか。これは住所さんの祖父が、教習所に行った際に教官の言葉遣いで不快な思いをして、そのような人たちにお世話になるのは嫌だという思いがあったそうです。これではいけないとデイサービスを始めるきっかけにもなったとのこと。まずは高齢者に対する敬意を持つこと、接遇11か条とは別に意識しています。一方、言葉遣いでは、自尊心を高められるような言葉選びを心がけているそうです。主体的にお年寄りが行動できるような形にする事で、自尊心を維持できるというわけです。あくまでも高齢者ファースト、これを心がけているからこそ、利用者に愛される形を目指せます。


住所さんの年収ですが、年収を大きく確保するほどという感じではなく、サラリーマンの平均年収より少しいい程度であっても不思議ではありません。資金繰りの見通しが甘く、活動資金が1年余りで底を尽きる状況がありながら、それでも頭を下げて計画とは何かを学んでいった姿勢は素晴らしいところです。柔軟に考えられて、当初思っていたことを改められるなど、素直に学べるところが住所さんの立派な部分です。兵庫県加古川市で経営するデイサービスが今後どのように成長を見せるのか、今後も目が離せません。