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Minaterrace株式会社 起業家 吉田竜真

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障害者がなかなか社会進出できないのは、企業が雇おうとしないから、そのような現実があるためです。そんな中、障害者が積極的に社会進出できるように支援を行っているのがMinaterrace株式会社の吉田竜真さんです。1988年生まれ、31歳の吉田竜真さんは長野県長野市の出身です。トリコチロマニア障害、いわゆる自分自身で毛を引き抜いてしまう抜毛症と呼ばれる精神障害により高校を中退した経験を持つ吉田さん。フリーターをしていく中で、人の役に立ちたいと障害者支援を行いたいと思い、障害児支援施設の企業に転職し、わずか2年で取締役まで務めます。行政書士の資格を取得すると、行政書士事務所を開業、その後、元々志していた障害者支援を行うために現在の会社を立ち上げます。


仕事内容は、人手不足で困っている企業に対し、一般的な人材を紹介するだけでなく、障害者、外国人という選択肢も与えて選んでもらうというものです。所属するスタッフ全員が障害者の支援施設で働いた経験を持ち、企業側がどのようなことをネックにしているかなどを考慮した上で双方をつなぐ役割を担っています。障害者に対する偏見がいまだに根強く、障害者を雇用するという発想にならないケースも見られます。そうなると、ノウハウを持ち合わせていない企業が多く、より雇用に対して躊躇してしまうのだとか。それをこの会社では最初からアウトソーシングしてもらうことで安心して就労できる環境を整えます。


外国人の人材についても、企業側には色々と不安があります。特にビザの問題が大きく、在留資格が適したものかなど不安点も見られ、確認を怠れば犯罪になってしまうことも。吉田さんが行政書士を務めているので、ビザに関する対応ができるだけでなく、ベトナム人のスタッフもいるので、対応しやすく、ビザの心配もありません。ビザを取得し、紹介まで一手に担ってくれるので、企業側はもちろん、外国人労働者にとっても頼りになります。


吉田さんの年収ですが、行政書士事務所も行っている関係で、年収的には十分なものが確保されているはずです。ただ株式会社での収入はまだまだこれからといったところでしょう。手掛けていることは、社会福祉にも通じることですが、国全体で一億総活躍社会を目指す、外国人労働者を積極的に活用していくことを考えると吉田さんたちの活動は立派です。今後の動きに要注目です。