起業家ブログ

起業家の紹介していきます!!

株式会社パンフォーユー 起業家 矢野健太

f:id:kigyoukaburogu:20191217040737j:plain

 

オフィス向けのサービスは豊富に存在し、富山の置き薬のように、お菓子を自由に買えるようにするサービスなどが一般的になっています。そんな中、大企業を中心にパンを届けてくれるサービスが人気を集めており、30秒でレンジで温めるだけで焼き立て同然のパンを食べられるんだとか。そのサービスを提供しているのが株式会社パンフォーユーです。その株式会社パンフォーユーで代表取締役社長を務めるのが矢野健太さんです。1989年生まれ、32歳の矢野健太さんは群馬県太田市の出身です。京都大学を卒業した矢野さんは広告代理店の最大手電通に就職します。夢を追って広告代理店に入り、実際に仕事も軌道に乗りつつある中、地方と都会のギャップに疑問を感じるようになります。東京の高校生に夢を聞くと多様性にあふれ、群馬の母校で聞くとどこかで聞いたことのあるような夢ばかり、この差を何とか埋めたいと矢野さんは立ち上がります。


教育関係の仕事、NPO法人での仕事などを経て、最終的にたどり着いたのがパンでした。これなら地方でも十分に勝負ができると踏みます。しかし、消費者に向けた販売はうまくいかず、送料が大きな壁になっていました。さてどうするべきか、矢野さんはあることを思いつきます。パンを持っていく会社員が多い、それならばオフィスに届ければいいというものです。オフィスなら送料は気にせずに済み、おいしいパンかどうかだけが問われる、そのように考えたからです。仕入れ元を群馬にある街のパン屋や栃木県や神奈川県のパン屋とも連携し、都内のオフィスに向けて提供しています。


実際にパンフォーユーのサービスを導入している企業にはドコモやKDDI三井不動産といった超大手の企業があります。冷凍パンを届けるため、中には冷凍庫がないと難色を示す企業もありますが、その企業向けに冷凍庫を貸し出すことで、問題なく利用できるようにしました。またスープをオプションで提供することにより、外に出なくてもランチが食べられるような状況を作り出しました。健康的なパンを温かい状態で食べられる、それが矢野さんの狙いです。


矢野さんの年収ですが、まだ会社を立ち上げて2年ということもあって、電通時代の年収までにはまだまだ時間がかかりそうです。しかし、超大手の企業が続々と導入していることから、近い将来電通時代の年収に並び、あっさりとかわす可能性が十分に考えられます。