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渡邊陽一 起業家 株式会社ペルソン

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文化人と呼ばれる人たちに講演の依頼を行う際、直接行うのはコネクションなどがないと難しく大変です。この講演依頼の代行を行ってくれるのが株式会社ペルソンです。その会社で代表取締役社長を務めるのが渡邊陽一さんです。1967年生まれ、今年で53歳を迎える渡邊陽一さんは東京都の出身です。大学時代、イベントサークルを立ち上げ、1000人規模のイベントを成功させるなど、自信をつけ、明治学院大学経済学部を卒業すると報知新聞社に入社します。報知新聞では当時鳴り物入りでスタートしたJリーグの広告を担当、人気は絶頂、渡邊陽一さんは自分に力がある、仕事ができると感じ、勤務2年で退社します。


衝動的な退社だったこともあり、何をしていいかもわからず、ニートのような生活を過ごします。貯金もなくなり、次に何をするべきか悩んでいたところ、知り合いの会社に入社、取締役として入社しますが、すぐに倒産。社長が何もできなかったため、自らが社長の代わりに倒産後の処理を勧めます。雇われの身はもう勘弁と、1995年に友人と一緒に会社を立ち上げます。ただここでも鳴かず飛ばず、どうすればいいのか途方に暮れていたところ、有名な経営者の講演を聞きに行くことに。そこで色々な金言を聴けたことで、この講演を商売にするのがいいのではないかと思いつきます。


立ち上げたサービスは「講演依頼.com」、誰もがすぐにわかるサービス名にしようという考えから作られました。講師になる人、講師を探す人からも分かりやすいネーミングとなりましたが、半年間は依頼なし。それでも開拓を行っていく中で、ちょこちょこと件数は増え、3年目で黒字に成功、現在では8500人以上の講師がサービスへの登録を行っています。


渡邊陽一さんの年収ですが、株式会社ペルソンは非上場のため、年収がいくらくらいか、推察をする術はありません。ただ、だいたい1000万円以上が想定されており、それ以上もらっていても不思議ではないです。講演会自体は簡単に行えて、登録している人の中から意中の人物を見つけ出して講演会を開いてもらうことができます。今までなかったサービスを開拓し、多くの人に利用してもらえるようになるまでには相当な苦労があったことは確かです。若さ、勢いで乗り越えた20代、酸いも甘いも色々な経験をした30代を経て、渡邊陽一さんは人間的に大きな成長を遂げ、講演依頼という分野で結果を残しました。