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株式会社kedama 起業家 武田昌大

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最近じわじわと浸透しつつある「トラ男」、これはトラクターに乗る男前からつけられており、いわゆる佐川男子などの系列にあるものです。このトラ男プロジェクトを手掛け、農業により親近感を持ってもらおうと立ち上がったのが株式会社kedamaの社長、武田昌大さんです。1985年生まれ、34歳の武田昌大さんは秋田県北秋田市の出身です。自然豊かな北秋田市で育った武田さんでしたが、田舎が嫌で、テレビやゲームが大好き、そのため大学は立命館大学に進み、ゲーム会社で働きます。この時はまだ田舎に帰る、田舎を何とかするという気持ちはなかったようです。


転機が訪れたのは実家に帰省した時のこと。都会とは一変し、とにかく寂れ、人も車もいない、そんな状況に、このままでは故郷が消えてしまうとかなりの危機感を持った武田さん。少しずつ秋田に関する活動を行っていく中で、コメの生産量が全国レベルに秋田県の強みを生かせるチャンスではないかと思い立ち、土日を利用して秋田でインタビュー、リサーチを行い、自分で育てたお米を自分の名前で売り出せるようにすれば、農家としてのやる気が出てくるはずと考え、トラクターに乗る男前の若い男性たちをトラ男と名付け、ネット販売を行います。2010年に始まったこのプロジェクト、わずか7年で収益を60倍にさせており、都内でもおにぎりとして食べられるようになっています。
ただこれだけにとどまりません。いかに秋田に来てもらって、滞在をしてもらうか、そのことを考えるようになります。100万人の村を作るというシェアビレッジプロジェクトを立ち上げ、いわゆる古民家のゲストハウスでありながら、みんなでお金を出して支えあうコンセプトを大切にしています。ゲーム会社で働いていた武田さんならではのアイデアもふんだんに取り入れられ、2015年にスタート。株式会社kedamaは2011年に誕生し、順調に成長を続けている状況です。


武田さんの年収ですが、まだまだスタートアップの時期に近いため、まとまった年収を稼いでいない可能性が高いです。ただ、軌道に乗れば簡単に1000万円以上になるため、現状はその力を蓄えている状況です。地元への危機感から始まったプロジェクトは今大きく成長を見せています。シェアビレッジは会員が年間で1,000人ずつ増えている状態にあるんだとか。1人当たり3000円の年会費を支払いますが、全国から視察に訪れ、そこでの収入が大きくなっているとのこと。どこまでの成長を見せてくれるのか、そこに期待が集まります。