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株式会社22世紀アート 起業家 向田翔一

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タブレットが数千円で手に入り、簡単に電子書籍が読める時代を迎えています。そのため、出版のハードルが今までよりもかなり低くなり、電子書籍自費出版するケースも珍しくありません。そんな中、新たな電子出版サービスを展開するのが株式会社22世紀アートの向田翔一さんです。1982年生まれ、37歳の向田翔一さんは埼玉県さいたま市の出身です。美術業界で働き、とある一般社団法人で事務局長を務めるなど、若くしてかなりの経験を持つ向田さん。美術業界ではどれだけ優秀な作家であっても生計を立てるのは難しく、向田さんはその状況に胸を痛めていました。画集でならどうにかなる、そう考えた向田さんはこの出版社を立ち上げます。少しでも絵の仕事を続けられるようにしたいという信念が根底にあります。


当初は電子書籍に対する認識は持ち合わせていませんでしたが、電子書籍が話題になってきたことで、もう紙で出版をする時代は取って代わられると感じ、電子書籍に乗り出します。出版のコストを削減することで多くの本が出版できるようにする、そして、本屋に流通させるよりもネットなら簡単に参入できることもアシストしました。自費出版となれば、それなりに持ち出しが発生しますが、少しでも持ち出しが発生しないようにすることが向田さんが考えていることです。


最初に企画担当者がヒアリングを行って、編集や校正などを行い、本の中身や表紙、タイトルを決めます。このあたりは一般的なものと変わりませんが、自社での宣伝やWebマガジンへの掲載、インタビュー記事の作成などネットを駆使して多くの人の目に触れるようにしていきます。最大の特徴は、売上の実に50%を作家に渡す点です。通常は印税として10%が相場ですが、これが50%になります。今までに比べて5倍以上稼ぎやすくなるわけですから、作家自身も販促活動に対して真剣に取り組めるようになるでしょう。こうした情報を見聞きし、様々な分野の作家が自費出版しようと足を運ぶそうですが、仕事の幅が広がったため、なかなか人材を確保するのが大変というのが現在の課題のようです。


向田さんの年収ですが、まだまだやるべきことがたくさんあるため、年収などはこれから、上場するにもまだ時間がかかりそうです。とはいえ、画期的なサービスであるため、興味を持つ投資家が多いことが考えられ、このビジネスが一気に花開く可能性も見られることから、今後も注目してみなければなりません。