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株式会社花巻家守舎 起業家 小友康弘

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地方創生を考える際には、地方でいかに活躍できるのか、そして、衰退する地域経済をいかに盛り立てていくかが大切です。岩手県を中心に地域再生に取り組んでいるのが株式会社花巻家守舎です。その株式会社花巻家守舎で代表を務めるのが小友康弘さんです。1983年生まれ、36歳の小友康弘さんは岩手県花巻市の出身です。小友さんの実家は100年以上続く木材店で、祖父も父もその店を守り続けました。すでに継ぐことを考えていた小友さんは東京に上京しますが、30歳までは東京で働くことを決意し、ベンチャー企業に入社。ところが、27歳の時に父親のガンが発覚、実家の木材店に戻るとともに、ベンチャー企業での働きが考慮され、籍を置く形で東京と岩手それぞれで働くことになります。


実家に戻って家業を継いだ小友さんでしたが、花巻市の人口が減っていることに危機感を持ち、なんとかして地域を守る必要があると考え、同じ花巻市に住む同志を集い、株式会社花巻家守舎を立ち上げます。本業をやりながら会社経営をする、ベンチャー企業でも役員だった小友さん、1人で3つの会社の役員になるという状態となります。


株式会社花巻家守舎は、まず花巻駅中心で活動を行い、不動産を休ませているオーナーに声をかけ、すべてにおいてサポートを行い、家賃だけでなく、黒字の3分の1がオーナーに支払われるということもあって、普通にテナントを貸すよりも高い利益を上げることができ、改装することへのハードルを下げられます。2015年にはリノベーション物件第1号が誕生、その後もリノベーション物件は増え、徐々にではあるものの、人の流れを生み出すことができています。実家の木材店に関しても夢があり、世界で一番カッコいい木材店を目指しているんだとか。東京での仕事も行っており、忙しく東京と岩手を往復しながらも充実した毎日を過ごしています。


現状では小友さんの年収は推測するのが難しいですが、社長で老舗企業ということもあって1000万円以上はもらっている可能性があります。ただ複数の会社で取締役を務めており、3社合計で1000万円以上、場合によっては2000万円もうかがえるところにあるかもしれません。資産は実家の木材店や不動産関連の事業におけるビルなどがあります。ただそれらの資産に満足せず、花巻市のために全力を挙げて守ろうとする姿勢は立派であり、なかなかできるものではありません。