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南場智子 起業家 株式会社ディー・エヌ・エー

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横浜DeNAベイスターズのオーナー企業としても知られる株式会社ディー・エヌ・エー。その会社を設立した起業家が南場智子さんです。

1962年4月21日生まれ、57歳の南場智子さんは、新潟県新潟市の出身です。石油卸売業を営んでいた父親に厳しく育てられ、当初は大学進学すら拒まれ、なんとか説得。

父親に進学先を指定されたものの、奨学金を使って留学し、1986年のアメリカのコンサルティング会社の日本支社に入社します。

会社をいったん辞め、ビジネススクールに入学すると、1990年、MBAを取得。1996年、34歳にして依然在籍したコンサルティング会社の役員に就任し、1999年、株式会社ディー・エヌ・エーを設立します。

携帯電話でオークションサイトをやったら面白いと思い、様々な人に提案していたものの、自ら会社を立ち上げてやればいいと言われ、そこから一気に会社設立まで話を進めていきます。今まで自分で何かを決めたというわけではなかった南場さん、これを機に自分で物事を決めていくようになります。しかし、コンサルタントの経験が長かったことで当初は上からの目線の態度や論理的な思考のこだわりなどで苦戦を強いられることに。ビジネスパートナーに恵まれたこともあって、株式会社ディー・エヌ・エーは携帯電話のサイト運営会社として成長を続け、設立6年で東京証券取引所マザーズに上場。

2006年には、携帯電話で遊ぶゲームサイト「モバゲータウン」をスタートさせ、わずか1年で会員数500万人を突破する一大コンテンツとなります。課金してアイテムを購入するスタイルは、現在のスマホアプリのビジネスモデルにつながりました。しかし、株式会社ディー・エヌ・エーという名前よりモバゲーという名前が先行することがネックになってしまいます。

2011年、南場さんの夫が病気となったため、看病のために社長を退き、取締役になると、この年の10月、プロ野球球団「横浜ベイスターズ」の買収に動きます。当初、難色を示されましたが、南場さんが他の球団のオーナーと話を進めていく中で快諾され、12しかないプロ野球チームのオーナーとなり、「横浜DeNAベイスターズ」に代わります。その後は任天堂との業務提携を進める一方、代表取締役への復帰やベイスターズの球団オーナー就任などを経て現在に至ります。

ゲームアプリだけ、課金制度ありきの会社と言われ続けた株式会社ディー・エヌ・エーは、もうありません。総合的な会社として、プロ野球球団を抱える企業として君臨し続けており、南場さんは現在も第一線で活躍しています。