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さくらインターネット株式会社 起業家 田中邦裕

 

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レンタルサーバーを提供し、現在では情報通信を様々な面で支えるさくらインターネット。若くしてさくらインターネットを立ち上げたのが田中邦裕さんです。1978年1月14日生まれ、42歳の田中邦裕さんは大阪府大東市の出身です。子供の時からロボットを作りたかったという田中さん、転勤族ということもあって引っ越しを繰り返す中、1993年、舞鶴工業高専に入り、寮生活のために単身京都府に移住します。この在学中に、レンタルサーバー事業を立ち上げ、1996年12月さくらインターネットを創業、1999年には株式会社化に。


レンタルサーバーの需要はうなぎ上り、ここからITバブルに突入していく中で、株式上場の話になります。そもそもエンジニアとして仕事をしたかった田中さん、株式上場が非常に面倒なことだと分かり、乗り気になれず結果的に社長の座から降りてしまいました。その後、ITバブルは吹き飛び、金策の問題もあったため、モチベーションは一気に落ちていきます。それでも周りの人間が上場に動き、さくらインターネット東証マザーズへの上場を果たし、形的にはうまくいったかに見えました。ところが、その後の戦略がうまくいかず、債務超過に陥ってしまいました。ここに来て田中さんは腹をくくり、自分自身が原因であることを感じ、再び社長を引き受けます。


嫌がった金策や社員への説明を自らが行い、まずは効率化を図るところから立て直しを目指しました。2011年に北海道の石狩にデーターセンターを立ち上げ、コスト削減に努めた一方、そのアクションが意外なまでに評価を集め、同時にクラウドサービスが浸透してきたことでサーバーの環境が再び好転します。これを受け、クラウドサービスを展開、会社は成長を続けます。そして、2015年には東証一部上場を果たすなど、一部の危機的な状況からは完全に脱しています。


田中さんの年収ですが、2018年3月期の取締役1人当たりの役員報酬は2020万円となっています。3人ということもあり、田中さんの年収はこれよりもやや多めに設定されている可能性が高いです。約550万株を保有する田中さん、時価総額はだいたい40億円、1株当たり2.5円の配当のため、配当収入は1500万円あたりが想定されます。社外取締役などを務める機会も増え、そのたびに自らの成長もしていかなければならないと肝に銘じているそうです。