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東京レストランツファクトリー株式会社 起業家 渡邉仁

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和食や洋食様々な飲食店を出店している東京レストランツファクトリー株式会社。その会社で代表取締役社長を務めるのが渡邉仁さんです。1971年4月7日生まれ、49歳を迎える渡邉仁さんは福島県の出身です。元々商社に勤務していた渡邉さん、独立して現在の会社を立ち上げたのは2003年の事。飲食業界にいたわけではない渡邉さんからすると、わからないことだらけの状況でしたが、ここで目を付けたのが機能でした。2003年当時、ヒルズ族などが出始め、いわゆる人脈を作ることが求められる時代です。


渡邉さんは会員制バーを立ち上げ、入会金を10万円にして募ったところ、1年半で1000人が集まりました。現金を手に入れられただけでなく、そのお客さんたちがどのように飲食店を選ぶのか、その基準を知る事に成功します。渡邉さん自身もヒアリングを重ねていき、結果的に現在では30店舗ほどのお店を国内外に出すまでになっています。閉店したお店は数えるほどしかなく、いかにマーケティングが当たっていたかがわかります。東京レストランツファクトリー株式会社の主力は鳥幸ですが、初期に使った費用を数年で回収できる勢いを見せます。


最大の強みは業態の開発で、他の業者が苦手とする客単価の部分で勝負し、形にする職人の存在が大きいと明らかにしています。客単価がそれぞれに設定され、なぜこの店を選ぶかがだいたいわかります。目的が分かっているからこそ、商売をしやすく、経営がやりやすいという流れに。一方、アルバイトなどの接客や食材などこだわりの部分も多く、決してマーケティングだけで勝負をしているわけではないことがわかります。将来的には海外への進出をかなり強化するだけでなく、コンサル業の展開、日本にやってくる外国人の利用者拡大などを行っていきたいと考えているんだとか。


渡邉さんの年収ですが、まだ非上場ということなので、はっきりとした額面は定かではありません。しかし、資本金が1億円とそれなりの金額を積み重ねており、年収だけで数千万円をもらっていても不思議ではない規模と言えるでしょう。元々飲食業で下積みを行ってきたわけではなく、別の業界から参戦しており、そのような人物であったとしても、大きな成功をおさめることができるのは、渡邉さんの目の付け所が違い、業界ならではの常識をあえて持ち込まなかった部分もこのような成功につながっているのではないかと考えられます。