堀江貴文 起業家 株式会社オン・ザ・エッヂ

起業のハードルは年々下がっていますが、起業を簡単に行い、起業のすばらしさを表現しているのが堀江貴文さんです。

1972年10月29日生まれの、47歳を迎える堀江貴文さんは、福岡県八女市の出身です。両親が共働きで、父親は巨人が負けると機嫌を悪くし、母親はなかなか褒めないという、多少変わった環境で育つことになります。

一番最初に会社を設立したのは1996年、東京大学を中退する直前、有限会社オン・ザ・エッヂを設立します。インターネットが普及し始め、ホームページ制作などをいち早く手掛け、様々な企業のサイト制作を請け負い、2000年には東京証券取引所マザーズに上場。

2002年、経営破綻した旧ライブドアから営業権を取得し、そのライブドアに社名を変更します。知名度を上げるきっかけとなったのは、2004年のプロ野球の再編問題。オリックスと近鉄が合併するという時、堀江さんはライブドアが買収をするとぶち上げ、それが無理だとわかれば新球団の設立を宣言します。結果的に楽天が参入することになりましたが、このおかげでプロ野球は12球団を維持することになります。

他にはニッポン放送の買収計画や総選挙への出馬など、堀江さんは活動を続けますが、ライブドアを大きくする際に色々とルール違反をしていた関係で、警察に捕まり、結果的に実刑判決を受け、長野刑務所に収監されます。この長野刑務所では、刑務所内の様子を赤裸々に語る他、模範囚として高齢受刑者の介助を行う中で、ネガティブではなくポジティブなものの捉え方をしていくことに。出所後は、トークアプリを開発する会社を設立する他、宇宙開発事業に着手し、ロケット開発のために北海道に住民票を移します。結果的に、民間ロケットでは初となる宇宙空間に到達を果たすなど、堀江さんの夢は着実に一歩ずつ前進していることは明らかです。

現在は起業家としてはもちろん、起業家の先輩として、これから起業を行おうとする若者やサラリーマンに向けて勉強会を数多くこなしています。ビジネスパートナーになれそうな人を1人でも多く探して、一緒に成長をしていくような形になっているほか、勉強会に参加する人たち同士でビジネスが生まれるような仕組みも特徴です。

なにかと批判を受けやすい堀江貴文さんですが、その実像は仕事が大好きで、夢を追いかけ続ける少年のような人です。表現が悪くなることもありますが、あくまでも議論を活発にさせるためで、行動方針は一貫しています。