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杉野公彦 起業家 株式会社ラウンドワン

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契機に左右されやすいと言われるレジャー産業、その中で順調な経営を続けるのが株式会社ラウンドワン。株式会社ラウンドワンを起業したのが杉野公彦さんです。

1961年9月20日生まれ、58歳を迎える杉野公彦さんは、大阪府の出身です。父親がボウリング場を運営しており、1980年12月杉野興産株式会社の取締役に就任します。

杉野さんは桃山学院大学に在籍しており、当時19歳ながら取締役を務め、泉大津市にローラースケートリンク、ボウリングレーンなどを開設していきます。

当時ボウリングブームを迎え、全国各地にボウリング場がオープンし、その流れに乗った形です。ボウリングブームが落ち着くと、コンピューターボウリング設備やビリヤードマシーンを導入し、ボウリング以外も遊べる複合施設へと変わっていきます。ラウンドワンの名前は1982年にすでに使われており、父親からの資金援助で実現させました。

株式会社ラウンドワンを設立したのは1993年、杉野さんが32歳の時です。この年の12月にはラウンドワンと杉野興産が合併し、新生ラウンドワンが誕生します。バブル崩壊の影響がありながらも、あまり機能していないボウリング場を借りることで成長させ、できるだけ資金を使わずに会社の規模を大きくさせていきました。

1997年、大阪証券取引所2部に上場し、21世紀には土地や建物をすべて自社で保有する形にシフトします。清潔な内装、複合型施設などこれまでになかったレジャー施設を作り続け、株式会社ラウンドマンはその業界のトップに上り詰めます。
ただ、あまりにも規模を大きくしようとしたためにリーマンショックの際に大打撃を受け、そこからは自然体を意識し、身の丈に合った経営を行うようになっています。それでもアメリカ進出やロシア進出など、海外に打って出るスタイルを打ち出しており、期待が集まります。

杉野さん本人の活動では、競走馬を積極的に集めて馬主としての一歩を歩もうとしている状況です。2億7000万円の馬を購入するなど1年で6億円以上馬の購入に使っています。これからデビューを迎えるということで、どんな活躍を残すのか注目が集まります。
厳密にいえば父親から会社を引き継いだ形ですが、実質的には起業したようなもので、父親の予想に反して成功をおさめ、父親の会社を支えるまでに成長させます。そこから一気に株式会社ラウンドワンを日本を代表する有名企業にまで押し上げた功績は素晴らしく、今後の動きから目が離せません。