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株式会社WAKAZE  起業家 稲川琢磨

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日本の商品が海外でヒットするケースが増えており、最近は日本食がブームになっています。その日本食に欠かせないのが日本酒で、サッカー元日本代表の中田英寿さんなども日本酒のイベントを海外で行っています。そんな日本酒を山形県を拠点にフランスでも醸造所を立ち上げるうごきを見せるのが株式会社WAKAZEの稲川琢磨さんです。1988年生まれ、31歳の稲川琢磨さんは和歌山県新宮市の出身です。新宮市から東京都豊島区にやってきて育った稲川さん、慶應義塾大学に進学し、2年間フランスの奨学金給費制としてフランスに留学します。その目的は工学系のエンジニアになるための勉強でしたが、超エリートが世界中から集まる大学だったことや様々な分野の知識を身に着けたい学生が多かったこともあり、エンジニアよりビジネスにシフトチェンジをすることになります。


帰国後もビジネスの面白さを感じ取り、卒業後は経営コンサルティングの会社に就職。ここでは様々な仕事を体験することになりますが、その時に出会ったのが日本酒でした。ワインばかりを飲み、日本酒に悪い印象しかなかった稲川さんにとって、寿司屋でいただいた日本酒の味に衝撃を覚えます。この時に描いていた起業のイメージと日本酒がピタリとはまり、起業に向けて動き出します。その後コンサルティング会社を辞めた稲川さんは株式会社WAKAZEを設立。この時はまだ山形県を拠点にしていませんでしたが、なかなかスタートがうまく決まらず、鶴岡のベンチャーを訪問するツアーに参加した際、ここなら面白いことができそうだと考え、移住を決断します。


山形を訪れわずか数か月で登記場所を鶴岡に変えた稲川さん。フルーティーな日本酒を作り出すようになり、会社移転後いきなりの快進撃を見せます。この快進撃は日本にとどまらず、海外でも広まっていきました。日本では日本酒製造に高いハードルがあるため、レシピを地元の酒造会社などに依頼して作ってもらう方式をとっていますが、何かと複雑なプロセスでありながらも快諾してくれた企業が見つかり、軌道に乗りつつあります。


稲川さんの年収ですが、現状ではスタートアップの状態にあるWAKAZE、結構な年収を確保できるほどの状態にないことが考えられ、まだまだそこまでもらっていない可能性が高いです。とはいえ、海外でも人気を集め、フランスでも日本酒造りに着手するようになれば、すぐに驚くような年収を稼いで、世間をアッと言わせるようになるかもしれません。