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株式会社アグクル 起業家 小泉泰英

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近頃は大学生でも積極的に起業するようになっていますが、宇都宮大学に通いながら企業を始め、一定の成果を出している人がいます。それが株式会社アグクルの小泉泰英さんです。1997年1月12日生まれ、22歳の小泉泰英さんは埼玉県の出身です。高校時代までは野球一本で頑張っていたという小泉さん、卒業後は宇都宮大学農学部に進学します。とはいえ、農業にそこまで関心がなかった小泉さんは当初学生らしく遊んでばかりいたそうです。でも農学部に入ったのだから農業にかかわりたいと思うようになり、自らも農業に携わるようになります。


起業を志すようになった小泉さん、農業系のベンチャー企業を探しますが、発酵の分野における企業が多くないことに気づき、その分野で起業することを決断します。そこで目を付けたのが糀です。日本食を支える発酵食品であり、消化酵素を含んでいるため、消化活動を支える食材としても知られています。小泉さんはインターネットでの発売だけでなく、アンバサダー制度というものを採用。アグクルの商品を使ってもらい、その商品を周囲の人にも勧めてもらうような形をとり、草の根的な広まりを見せています。品質は自治体にも認められ、ふるさと納税の商品として採用されるようになりました。
栃木県には若い起業家が少ないと指摘する小泉さん。若いことを理由に断られたり、大学内でもさほど応援する環境ではなかったりと何かと悔しい日々を過ごしていたんだとか。そんな小泉さんですが、野望は大きく、150年残るような企業にしていくことを掲げています。発酵食品を通じて地域の人、全国で商品を求める人とのコミュニケーション、連携を深めていく姿を見ていく限りでは150年企業を目指すことは難しいと言い切れず、可能性は十分にありそうです。


小泉さんの年収ですが、まだ1000万円以上を稼ぐような状況にないことは明らかですが、ふるさと納税の商品になった際には200万円以上集まるなど、そのポテンシャルはかなりのものです。まだ創業して数年であり、しかも、糀という発酵食品で大きく稼ぐことはなかなか大変です。現状において足りないことを埋めていくだけでなく、糀のすばらしさを広めながら、いい部分をどんどん発信していくことに尽力していくうちに、年収も上がっていくかもしれません。大学生の立場で起業をした小泉さんの決断と勇気は見事であり、小泉さんの活動を応援する人が今後増えることは間違いないでしょう。